野口晴哉(noguchi haruchika)

〈1911~1976〉

 

 

昭和18年に野口晴哉という大天才が、手技療術の法制化を目的として、志の高い日本のトップレベルの療術家たちとともに、優れた療術を統合し、『整体操法(せいたいそうほう)』という世界レベルのメソッドを開発しました。

 

 『整体』とは、体を整える裡なる生きる働きが活発な状態を意味しますが、この機能が鈍っている時は不整体です。

 

『整体』は、人間の生きる働きを中心とした観方、考え方から出発し、単なる病気を治すためではなく、ただ体の整える生きる働きを、人間の体の裡に呼び起こすことだけを目的として行われています。

 

体が異常を異常として認識できるように、心身の感受性を高め、自然に治るように導きます。

 

健康とは病気を避けることではなく、上手に病気を経過させ、それを利用してより良い体を手に入れることです。

 

『整体操法』とは、整体指導者が、人の感受性を活用して、本来備わっている体の裡なる働きを呼び起す整体維持の能力を誘導する手技です。

 

ところが現代の巷にある整体といわれるものは、本来の『整体』とは程遠いものです。

 

整体の表記は同じでも、本来の『整体』と巷の整体があまりに違うものなので、ほとんどの方が『整体』に対して、はじめは理解するのが難しいようです。

 

来室される患者さんの多くは、症状解消のために国家資格の有無にかかわらず悩みを抱えて整体院などを探しています。

 

その気持ちに対してなんとか全力で対応はしていますが、『整体』を説明するだけでも時間と労力がかかりますので、いくつかの考えを掲載しました。

 

統合整体は野口先生の整体の一部を受け継いでいますが、野口先生の整体は深淵なものですので、あくまで統合整体の考えを記載させていただきます。

 

野口先生の書籍などで整体を伺うことができますので、お読みになることをおすすめします。

 

 

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