蒸しタオル法

 

蒸しタオル法は、少し厚手のフェイスタオルを使用します。

 

肩こり、首こり、腰痛、眼の疲労、頭の疲れ、眠りが浅いなどなど、色んな状態にも対応した優れた方法です。


足湯などの部分浴もおすすめですが、蒸しタオル法は、部分浴よりも、さらに部分的な処に対応できます。

 

蒸しタオルは、他の温熱療法と違って、一定の熱を与え続ける方法ではありません。

 

カイロやホットパックなどは、長期的に一定の温度でのアプローチしますが、蒸しタオルに比べると、温度は下がらず、温度変化がないので刺激が弱く、乾燥して湿度もないので熱が体内に浸透しにくいのです。

 

蒸しタオルは、当て始めの熱いタオルが、数分後には冷めてきます。この温度変化を活用します。 

 

この数分間に起こる[熱→温→冷→熱]の温度変化が刺激となり、筋肉を緊張から弛緩へ導き、血液や体液の循環を促進して、痛みや不快感の原因である老廃物が、体外に排出されることにより、症状が緩和、自然治癒力が促進されます。

 

蒸しタオルの凄いところは、蒸しタオルでその部分が温まるだけではなく、その熱の刺激から自然に冷める過程で、体の働きが高まって温まってしまう仕組みが凄いのです。

 

痛みや不快感のある場所に、直接、熱い蒸しタオルを当てます。冷めたら、再びタオルを熱くして当てることを、約35回繰り返します。当てる回数が少なくても、体と相談し、やめたくなったら途中でやめましょう。 

 

やり方の説明  

①やや厚手の85㎝×35㎝サイズのフェイスタオルの長辺を三つ折りにして、さらに二つ折りにして、水で濡らして軽めに絞ります。
②電子レンジで600Wで1分~1分30秒くらい温めます。
③疲れを感じる部分気持ちが良いところに蒸しタオルを当てます。
※蒸しタオルを当ててる間は携帯をみたり何か作業をしない。
④熱いタオルが冷めるまで、そのままゆっったり過ごします。
⑤冷めたら濡れた箇所を乾いたタオルでふき取ります。
↓↓
再度タオルを温めます


②~⑤までを3・4回繰り返し同じところに当てます。

そうすることで熱が体内に浸透していきます。
温めたところが赤くなっていたら良い感じです。

 

とっても単純な作業ですが、効果が高いのでおすすめです。
とくに症状が重い方は、やったほうが良いでしょう。

 

注意すること

 

 

①やけどに注意して行ってください。

②お風呂の直前・直後はせっかくの蒸しタオルの効果が半減しますのでお風呂の時間からは2~3時間は前後間を空けてください。

参考

  

・たった5分で体が変わる すごい熱刺激  

井本 邦昭著

サンマーク出版 

 

 

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